ホームページ作成が初めてでも安心。レンタルサーバーの基礎やおすすめのツール、公開までの流れをていねいに説明しています。何から始めればよいかわからない人にぴったりの内容です。
1. ホームページを作るってどういうこと?
1-1. 自分だけのページを持つ意味
1-2. どんなホームページが作れるの?
2. ホームページを作る方法はいくつかある
2-1. パソコンが苦手でもできる?
2-2. 無料で作れるサービスとその注意点
3. 「レンタルサーバー」って何?
3-1. 家で例えるとどんな役割?
3-2. 初心者が選びやすいレンタルサーバーの特徴
3-3. 月いくら?料金の目安と注意点
3-4. おすすめのレンタルサーバー紹介
4. 実際にホームページを作ってみよう
4-1. 作成サービスとレンタルサーバー、どちらを選ぶ?
4-2. ホームページ作成に使うツールの例
4-3. 写真や文章の準備のしかた
4-4. 作ったページをネットに公開する手順
5. よくある質問
インターネット上に「自分だけの場所」を作ることが、ホームページ作成です。お店の紹介やブログ、作品の発表など、いろいろな使い方ができます。スマホやパソコンを使って、文章や写真をのせるだけでも立派なホームページになります。難しそうに思えるかもしれませんが、やり方がわかれば誰でも作れます。まずは、「ホームページってどんなもの?」を知ることから始めましょう。
ホームページは、チラシや名刺のように「自分を知ってもらうためのもの」です。例えば、お店をしている人なら、メニューやアクセス方法をのせることで、新しいお客さんが来てくれるきっかけになります。作品を見てもらいたい人は、写真や動画をのせて紹介できます。SNSと違って、見せたい情報を自由に整理できるのもホームページの良さです。
ホームページといっても、いろいろなかたちがあります。
例えば、
など、目的によってデザインや中身も変わってきます。最初はシンプルなページから始めて、あとから少しずつ増やしていくこともできます。どんなページを作りたいか考えてみましょう。
ホームページは、自分で作るだけでなく、サービスを使って簡単に作る方法もあります。パソコンに詳しくない人でも、テンプレート(決まった型)をえらんで文字や写真を入れるだけで作成できます。お金をかけずに作れるものから、本格的なものまでいろいろな選び方があるので、どんな方法が自分に合っているか知ることが大切です。
最近は、パソコンが得意でない人でもホームページが作れるサービスがふえています。例えば、「ペライチ」や「Wix(ウィックス)」などのサービスでは、あらかじめ用意されたデザインを使って、文字や写真を入れるだけで完成します。画面の説明も優しく、スマホだけでも操作できる場合もあります。パソコンに自信がない人は、まずこうしたサービスを試してみるとよいでしょう。
「無料で作れるホームページ」と聞くと、気軽に始められてうれしいですよね。実際、登録するだけですぐにページが作れるサービスもあります。ただし、有料プランと比較して次のような注意点もあります。
項目 | 無料サービス | 有料プラン(レンタルサーバー+独自ドメイン) |
---|---|---|
初期費用 | 0円 | 数百円〜数千円(サーバーとドメイン) |
広告の表示 | 出る場合が多い | 基本的に出ない |
独自ドメインの使用 | 使えない or 制限あり | 自由に設定可能 |
デザインの自由度 | 限定的 | 自由にカスタマイズ可能 |
商用利用 | 制限されることがある | 基本的に自由 |
移行のしやすさ | 難しい or 不可 | 他サービスへの移行がしやすい |
運営スタイルに合う人 | とりあえず始めたい・簡単に済ませたい人 | 本格的に運用したい・信頼感を重視したい人 |
ホームページを公開するには、作ったデータを置いておく「場所」が必要です。それがレンタルサーバーです。名前の通り、自分で買うのではなく、月極で借りて使います。レンタルサーバーを使うと、ネット上にホームページを公開できるようになります。どんなサービスが自分に合っているか、特徴や料金を知っておくと安心です。
レンタルサーバーは、ホームページを置く「土地」のようなものです。例えば、ホームページが「家」だとすると、サーバーはその家を建てるための「土地」にあたります。土地がないと家が建てられないのと同じように、ホームページを作るにはサーバーが必要です。
サーバーに写真や文章のデータを置くことで、見る人がインターネットを通してあなたのページにアクセスできるようになります。つまり、レンタルサーバーは、ホームページをネット上で見せるために欠かせない場所なのです。
初心者の方にとって、操作が簡単で、サポートがていねいなレンタルサーバーが使いやすいです。
例えば、
このようなサービスを選ぶと、初めてでもつまずきにくくなります。迷ったときは、「初心者向け」と書かれているプランを選ぶと安心です。
レンタルサーバーの料金は、安いもので月100円ほどから、高いもので月1,000円以上するものもあります。目安として、個人のホームページであれば、月500円〜1,000円くらいのプランで十分です。ただし、最初は「おためし期間」があるか、「解約がいつでもできるか」などもチェックしておくと安心です。安さだけでえらぶのではなく、使いやすさやサポートの内容もしっかり比べてみましょう。
以下のレンタルサーバーは、初心者にも優しくて人気があります。
サーバー名 | 初期費用 | 月額料金の目安 | WordPress簡単設定 | サポート体制 | 初心者へのおすすめ度 |
---|---|---|---|---|---|
ロリポップ! | 0円 | 約100円〜 | ○ | チャット・メールあり | ★★★★☆ |
さくらのレンタルサーバ | 0円 | 約500円〜 | ○(やや設定あり) | 電話・メール対応 | ★★★☆☆ |
ConoHa WING(コノハウィング) | 0円 | 約700円〜 | ◎(超簡単) | チャット24時間 | ★★★★★ |
※料金は最安プラン例です。契約期間等によって変動します。
どのサービスも、WordPressの簡単インストール機能があります。まずは公式サイトを見て、デザインや使い方が自分に合いそうかどうかを確認してみてください。
ホームページを作るには、どの方法を選ぶかで手順が少し変わってきます。作成サービスを使えば、登録だけでページを作れます。レンタルサーバーを使う方法では、自分で設定やインストールを行いますが、自由度が高く本格的なページが作れます。自分に合った方法で、一歩ずつ進めていきましょう。
簡単に作りたい人は「作成サービス」がおすすめです。例えばWixやペライチなどは、登録するだけで使えて、デザインもテンプレートから選ぶだけです。パソコン操作が苦手でも安心です。一方、レンタルサーバーは自由にカスタマイズでき、独自ドメインも使えます。長く使うホームページやお店のページにはこちらが向いています。使いやすさと目的に合わせて選びましょう。
作成サービスでは、以下のようなツールが人気です。
ツール名 | 操作の簡単さ | スマホ対応 | 独自ドメイン | 商用利用 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|
Wix | ◎ | ○ | ○ | ○ | テンプレート豊富でデザイン自由 |
ペライチ | ◎ | ◎ | △(有料で対応) | ○ | 1ページ構成が中心で手軽 |
Ameba Ownd | ○ | ◎ | △(一部制限) | △ | SNS感覚で更新できる |
WordPress(自設) | △(慣れが必要) | ○ | ◎ | ◎ | 本格的で自由度が高い |
レンタルサーバーを使うなら「WordPress(ワードプレス)」が定番です。記事を書くだけでページができあがり、ブログ形式にもショップ形式にも対応できます。目的と自分のレベルに合わせて選ぶとスムーズです。
ホームページには、見てもらうための内容が大切です。まず、伝えたいことをメモに書き出してみましょう。例えばお店なら「営業時間」「メニュー」「アクセス情報」など。写真も、明るくて見やすいものを選ぶのがポイントです。スマホで撮った写真でも大丈夫です。文章は難しく考えず、自分の言葉でわかりやすく書くと、読み手に伝わりやすくなります。
ページができたら、いよいよ公開です。
レンタルサーバーを使う場合の公開までの流れは次の通りです。
画面の案内に沿って進めば、難しい操作なしで完了できます。
まずは1ページだけでも公開して、少しずつ内容をふやしていきましょう。
無料の作成サービスを使えば、数時間で基本的なページは作れます。少しずつ覚えながら進めれば、1週間ほどで簡単なホームページを公開することも可能です。まずは、使いたいサービスのチュートリアルを見ながら試してみましょう。
他人の写真や文章を勝手に使うのはNGです。また、更新せずに古い情報のままにしておくと、信頼を失うこともあります。見る人の立場になって、「安心して読めるページ」にする意識を持つことが大切です。
内容や方法によって違いますが、無料サービスで作るなら1週間〜1ヶ月ほど、本格的なホームページを作る場合でも2〜3ヶ月あれば完成できます。まずは必要な内容を書き出し、少しずつ進めていきましょう。
この記事を参考に、まずは無料のサービスから試してみましょう。自分に合った方法を知ることで、ホームページ作成はぐっと身近になります。今日から一歩を踏み出してみてください。